祈願布団に込めた想い

有限会社マルコーが祈願布団を企画し制作するに至った思いを掲載します。
当社代表によるコラムです。

見えない力

――昔は、神仏の存在を信ずるに至りませんでした。

1. まだ一歳の赤ん坊であった我が子のお話です。十日間以上熱が下がらず、病院に通いつめるも家族の看病も限界に達しておりました。天に縋る思いで「大本山久留米分院明王寺」のご住職にお尋ねしましたところ、「ご先祖様からお茶湯が足りないとお伝えがきましたよ。すぐに仏様に多くのお茶湯をあげてください。熱もさがることでしょう。」というお言葉をいただきました。すぐさま実行すれば驚くことに、数時間で熱は下がり我が子は正常へと元通りに。
震えが止まらなかったことを今でも忘れません。二十八年前、十二月二十八日午前中のことでした。
午後にかかりつけの病院へ向かい、やっと薬が効いたのだと安堵する医師には先の出来事は何も話さず、成田山へお礼参りに出かけたことを覚えています。
医学といえば東洋医学・西洋医学が主ですが、まだ見ぬ治療法――人間の理解を超えた不思議な力の存在を実感した出来事でございました。それから私は幾度も「気づき」の機会をいただきました。

2. 弊社の増築のために地鎮祭を行った日のことです。今にも雨が降り出しそうな曇天の午前、ご住職が東の空に向け御祈祷を始めると、周囲が異様に明るく感じられたので、なんだろうと瞑っていた目をふと開き東の空を見上げれば、なんと雲の隙間から「御光」が差しているではありませんか。
その後もたくさんのお陰をこうむり、今でもありがたく事業継続させていただいております。

3. また二十三年前、お釈迦様の生涯を知るためにご住職御一行と共にインド、ネパールを訪れたときのことです。お釈迦様がお生まれになったルンビニの菩提樹の下、ご住職が御祈祷を行なわれたとき、その菩提樹には「木の龍」が現れ、また沐浴で有名なガンジス川の中、ご住職が御祈祷を行われた際も、空には大きな「龍雲」が突如出現したのです。

4. 仏教の聖地・ブッダガヤの大菩堤寺を訪れたときは、その地に足を踏み入れた瞬間、どうしてか涙が止まりませんでした。後にご住職にお話をしたところ「今までの悪い行いや煩悩を断ち切っていただいたのですよ。」とのお言葉をいただきました。
数ある体験の中から数例上げさせていただきましたが、世の中には色々な場面で不思議な力がはたらいていることを、今ではいたく実感しております。
皆さまの周りにもきっと、知らずのうちに不思議なことが起こっているに違いありません。まずは心を開き、「気づ
き」を受け取り、神仏に見守られていることを信ずることからではないでしょうか。

不思議の源

神仏は「ご先祖を敬うことからものごとは始まる」と説いています。人びとはなぜ、神仏やご先祖に手を合わせ祈る習慣があるのでしょうか。
それは、ご先祖を敬う心、そして自分自身が生きていく上で夢や希望溢れる人生を歩めるようにと願うからではないでしょうか。
また「苦難は幸福の門」と言うように、苦難を乗り越え希望を持てる人生へと変革するために、人は一心に手を合わせ、一心に願いを唱えるのではないでしょうか。その誓いと本人の精進努力が合わさったとき、神仏は不思議な力で背中を後押ししてくれるものだと私は確信しております。

与えられた使命

人間には皆、煩悩(欲)があると言います。
それゆえ悟ることは非常に難しく、悩み苦しみが絶えません。多くの人は有事の際、他人のせいにし、自分の都合の良い方向へ向かおうとします。それが世の常であり、私もそうでした。だけれども今は違います。私は一度、あの世を見てしまったのです。
それからは、全てとは言えませんが、ほとんどのことを与えられた機会として謙虚に受け入れるようになりました。
命を取り戻す事が出来たのは、神仏の御加護のお陰だと信じているのです。
今、生かされている自分にできることは、少しでも世の為人の為に貢献することです。

祈願布団のご紹介

弊社は皆様との出会い、巡り合いを大切にしております。この先も皆様に幸せが訪れますことを祈り、願いを込めておつくりするお布団が『祈願布団』です。
成田山御本尊不動明王のご加護のもと「健康成就」「心願成就」「所願成就」のご利益がございますよう、御護摩祈祷(おごまきとう)を行い、皆様の祈りと願いをお布団に込めさせていただきます。
一日の始まりと未来への希望のお守りとして大事にお使いくださいませ。必ずお布団が皆様をお守りすることでしょう。

祈願布団に込めた思い

お布団のお色は紫色に染めさせていただきました。紫は権威や尊敬、品位を意味する神秘の象徴であると共に、皆様を心の癒しへと導いてくれる色です。
祈願布団が皆様の心配事や悩み事を少しでも取り除き、一人一人の心の支えになることを信じています。
あなたの最も大切な人への『恩返し』として。また自分自身の明るい未来への『最高の贈り物』として。活躍できる日を願い、御祈念申し上げます。